【8】原形質分離と浸透圧

  1. キュウリを塩で揉むと、萎びて味が濃くなる。
  2. ナメクジに塩をかけると、小さくなる。
  3. レタスを水に浸すと、シャキシャキになる。
  4. 赤血球を水に入れると、赤血球が破裂する。
  1. キュウリ(植物細胞)を塩で揉む(高張液に浸す)と、萎びて(原形質分離がおきて)味が濃く(細胞内液の浸透圧が高く)なる。
  2. ナメクジ(動物細胞)に塩をかける(高張液に浸す)と、(細胞が脱水して)小さくなる。
  3. レタス(植物細胞)を水にさらす(低張液に浸す)と、シャキシャキになる(細胞内液の浸透圧と膨圧が等しくなる)。
  4. 赤血球(動物細胞)を水に入れる(低張液に浸す)と、赤血球が破裂(溶血)する。

【補足】

  • 全透膜(細胞壁は”ザル”)
  • 半透膜(細胞膜やセロハン膜など、高分子は通し&低分子は通さない膜)
  • 浸透圧(ある溶液が水を”引き込む”力。様々な溶質を含んだ溶液の全体的な”濃さ”を表している。)
  • 高張液(浸透圧の高い溶液)
  • 等張液(浸透圧が等しい溶液)
  • 低張液(浸透圧の低い溶液)
  • 原形質分離(細胞が脱水して”縮む”ことで細胞膜が細胞壁から離れてしまう現象)
  • 限界原形質分離(細胞膜が細胞壁から離れる寸前の状態)
  • 生理食塩水(ヒトの細胞と等張の約0.9%食塩水)
  • 溶血(赤血球が、吸水&破裂する現象)
  • 溶菌(細菌の細胞壁が分解されて、吸水&破裂する現象)

【参考資料】

  • 吉里勝利(2018).『改訂 高等学校 生物基礎』.第一学習社
  • 浅島 誠(2019).『改訂 生物基礎』.東京書籍
  • 吉里勝利(2018).『スクエア最新図説生物neo』.第一学習社
  • 浜島書店編集部(2018).『ニューステージ新生物図表』.浜島書店

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